専業クラウドワーカーのあっちに行ったりこっちに行ったり

フリーライターでブロガーで投資家、フリー素材作家。クラウドソーシングで生計を立てている、しらたまと申します。日本ではまだあまりいない職種と言うことで、仕事のノウハウや暮らしの知恵などを中心に公開しています。 ポイントサイトの活用や賢いクレジットカードの使い方など、お金に関する話題が多くなります。年収についても割と細かに言及しています。

Twitterを中心に様々なライターさんと交流する機会が増えています。当然ベテランから駆け出しの人まで色々な人とお話しをするのですが、改めて私は変った経路でフリーライターになったのだなぁと自覚したり。

私は完全独学に加え、かなり変った方式で仕事をしているので驚かれることが多いのです。
具体的には記事を書くスピードとかですが……

割と収入が伸び悩んでいるという話も良く聞くので、今回は改めて私が実践した方法を公開しようかなぁと。
ただ、特殊すぎて参考にならないかもしれないと言う点は先に書いておきますね。


1.完全な無知からの出発
2.フリーになったら20万円稼げた
3.まとめ


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1.完全な無知からの出発

フリーライターになったきっかけですが、はじめは全くライターになろうとは考えていませんでした。

たまたまポイント還元サイト経由で『登録すると100円分のポイントバック!』と言うキャンペーンを見かけ、クラウドソーシングに手を出したのがそもそもの始まりです。

媒体は『Shinobiライティング』です。

単純に言ってしまえば

SEO特化でクライアントの依頼に応じて記事を大量受注⇒ツールチェックを駆使して効率化⇒数の暴力でPV数を稼ぐ

と言うそんなサイトです。クオリティよりも数が重要になります。。
単価は案件によりますが、平均で考えれば1文字0.25円ほどです。

まぁ、あんまり稼げるサイトではないですね。突発で文字単価1円以上とか大盤振る舞いの案件もありますが、数を打つのが苦痛の人もいますし。

が、私はクラウドソーシングの媒体をそれしか知らなかったのと、非正規社員で足りない金額をライティングで稼ごうと思ったわけです。
そして、様々な実験を繰り広げます。

普通はライティングってクオリティが重視されるわけですが、チェックが自動化されている場合はクオリティよりもツールに応じた最適化が重要になります。
これは作業効率を高め、収入を増やすために必須となります。

しかも、SEOに関しては実績があるクラウドソーシングサイトだったわけで、キーワードとレギュレーションみてればSEO知識が自然と身につくという……

大体2年間やってましたが、ひたすら文章の最適化とトレンドの分析、各種ビジネスモデルの構造の把握やってたら、気がついたら1時間に4000文字くらい処理できるようになっていたと言う。
あと、たまに遊びいれたりもしましたね。そのままでも面白くないので。

文字単価0.25円で時給1000円ってところですね。システム手数料引かれないのでそのまま取り分になります。

依頼は何百件こなしたでしょうか? 全部タスクですが、おかげさまで最低限ページとして成り立つクオリティの水準と、それに求められる単価水準が身についたという。
ひたすら数を積み上げたらそんな感じになっていたーと言うのが正直なところです。

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2.フリーになったら20万円稼げた

さて、フリーになるまでは色々な経緯があるのですが、最もわかりやすかったのが時給1000円を超える収入を得たことです。
そして、Shinobiライティング以外にもクラウドソーシングのサイトがあることを知ります。単価を見て驚きました。だって、文字単価倍以上のタスクがごろごろしていましたから。

思ったこと、「あ、これ、フリーでいけるんでない?」と。

フリーになりました。あっさり月収20万超えました。
そして、腱鞘炎になりかけて仕事をセーブするようになるというオチ……

いやぁ、張り切りすぎましたね。体のこと考えて働かなきゃ駄目だわ~となりました。

ちなみにこの時点で全部タスクで稼いでるのでプロジェクトは完全スルーです。だって、落ちたら応募した時間無給になりますし。
そもそも仕事の探し方知らなかったですしね。

そして、もうすぐ独立から2年を超え、3年目に突入するのですが……
タイピング速度はさらに上がっています。

普通の人はそこまでやらないよ!ってことをひたすらやっていたら、結果がついてきた感じですね。
後はタスク経由でリピートの依頼がはいるようになったりとかもあります。

一般の人とはこなしてきた仕事の数が違いますしね。
自慢ではなく、単なる事実の積み重ねで今ここにいます。

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3.まとめ

正直同じ事をやって、同じ水準までこれる人は少数派だと思います。
私は株式やってたり、労働基準法について勉強したりで、ビジネスモデルの構築方や収益構造にかなり敏感ですから。その分タスクをやっていても入ってくる情報が多くなります。

トレンドが読めればニーズも読めますし…… ついでにお金の流れも見えてきます。

適正価格はどれくらい~って話ができるのですよね。

後はタスクに絞っていたのも大きかったと思います。タスクって、基本1時間で仕上げないと時間切れになるのですよね。なので、ほとんどの案件は調べて書いてで1時間以内に収めることができます。
=で自給になるのもわかりやすいです。

さすがに調子悪いときに3000文字以上の案件とか、取材量を必要とされる案件は厳しいですが……
主材料多い案件は仕事に取り掛かる前にわかりますし、タスクだったら途中で手放してもペナルティないですし。
自分のやりやすい案件やってれば時間も短縮できるので自然とコントロールしている感じです。

取材多くて文字単価1円以下?

他の仕事やったほうが儲かるのでスルーします。
自分がどれだけ稼げるってわかってるのは強みです。


さくっとまとめるとこんな感じです~と言うことで、完全独学のやり方でした。

そんなわけで、読みました。
Webライター界隈で話題騒然。トップランナーの一人である吉見夏実さんの著書、

『頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』

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楽天
頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書 [ 吉見夏実 ]
頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書 [ 吉見夏実 ]

で、これからレビューを……書きません!


理由:レビューを売ったから


レビューを投稿してお金をもらえる仕事があるのです。そして、ばっちり経費で落とします

そんなわけで、レビューは書けませんが、個人ベースの感想と雑感をまとめて意向と思います。専門的な分析は行いませんので、その点はご了承願います。

1.感想:飯の種が減る
2.資質としての方向性の違いを知る
3.まとめ

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1.感想:飯の種が減る


さて、実は私もライティングに関するアドバイスサービスを売っておりまして……
もうちょっと安い価格でnoteで見られるようにと考えていました。

ところが、今回『頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』を読んだら……


書こうと思ってたことほとんど書かれてました。
これ、noteで売ったら完全にパクリになるやつ!

Webライターで稼げない人がぶつかる課題をほとんど網羅しているのですよね。しかも、私が書こうと思っていた内容よりも洗練されています。
さすがトップランナー、すごい

むしろ営業のために必要なこととか、参考になることが非常に多かったです。マネしたいことが結構ありましたので。

そして、私の飯の種が減りました

……で、話が終わらないのがポイントでしょうか。

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2.資質としての方向性の違いを知る

具体的な仕事の進め方を読みながら思ったのが、やはり吉見さんは『マルチタスク型』の方だなぁと。
様々な物事を平行して作業したり、切り替えて時間のやりくりをするのが上手いのです。
スマホや隙間時間を使った記事作成に触れられているのが大きなポイントですね。全くの正論で、隙間時間で積み重ねた事は後々大きな差になります。

で、ポイントになるのが私みたいな『シングルタスク型』の人間はそれが出来ないのですよね。より正確に述べれば、やろうと思うとストレスがたまってしまう。
場合によっては効率を上げることを最優先してメンタルや健康面の優先度が下がります

私は一つの物事を集中して片付けていくのが得意です。ただし、タスクを進める速度が尋常ではない(と言われることがある)ので食べていけるという。
現状で言えば、難易度が低い案件であれば1時間5000文字程度の記事作成が可能です。

と、言っても、常にフルスピード出せるわけではないので、普段は6~7割くらいのスピードにおさえるようにはしています。常に全力出すと倒れますので。
比喩じゃなくて、持病持ちですからね(遠い目)

作業を単純化しないと振り回されやすいって、メンタルのバランス崩しやすい人の特徴なんですよね。後は発達障害とかもっているとこの傾向が強まります。特性として隙間時間が生かせない人もいるのです。

何が言いたいかといえば、全部真似すれば良い訳ではなく、ある程度どこ生かすかを考えた方が良いと言うことです。アレンジ大事。

試してみるのは良いですけど、メンタルとか体壊すまで真似しない方がいいですよーと。あくまで体が資本ですからね。

それと、吉見さんは新規開拓が上手く領域を広げるのが上手い人だというのもわかりました。

私は同じ領域の中でどれだけ時間と手間を減らして効率を良くするかを考えながら食べてきた人間です。だって、営業しようとするの対人関係のストレスで磨耗しますので。
ストレスが少ないのと引き換えに収入を伸ばし辛いと言う欠点つきですけど。

私はうつという持病があるので、『出来ない側』から見てしまいます。
実際に全部実践すれば20万どころではなく、数十万単位で稼げるだろうなぁと。ポイントになるのはどう自分でカスタマイズするかなんですよね。
ある程度情報の取捨選択は必要なので、それも含めてライター……ひいては人間として生きるための技術かなぁと。
……そういうスキル低い人が回りに多いのは類友だからですかねぇ(遠い目)


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3.まとめ

正直、Webライターとして伸び悩んでいる人がいれば、これほどおすすめの書籍はないです。内容ガわかりやすく、実践的な情報ばかりが詰まっています。

ただし、実践するには健康なメンタルが前提になる点に注意かなぁと。適性的に実践出来ない人もいるので、そのあたりは加減しないときつくなってしまいます。

実際に稼いでいる人でもうなるほど面白いと思うので、興味がある人は是非。
おすすめの書籍です。

あ、Webライターに限らず、フリーランス全般、ビジネスしてる人なんかは書評などに結び付けなくても経費で落とせる可能性が高いので、参考までに。

ライティングのアドバイスサービスを色々な媒体でやっています。大手だとランサーズストア、ワオミーになるのですが……

収入の伸び悩みで相談されるケースは結構多かったりします。
中でも記事作成に時間がかかりすぎて採算が取れないという話はよく聞くので、改めて初心者向けの情報をまとめてみようかなーと思います。

そんなわけで、今回はよくある話として品質を重視すべきか、数を重視すべきかというお話からです。


1.最初は数を重視するのがおすすめ
2.慣れてきたら品質重視にチェンジ
3.まとめ



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1.最初は数を重視するのがおすすめ

さて、仕事選び基準になるのが、品質を重視するか数を重視するかなのですが……
最初は数を重視するのがおすすめです。

理由は経験値が少ないから。

初心者ライターは、クライアントを見極める目も、単価の水準を把握する目も、文章構成力もない場合が多いのですよね。タイピングスピード自体が伴わない場合もあります。
そして、その多くは数をこなさないとわからないですし、身がかれないのです。

注意したいのは、1人のクライアントから数を受注してもスキルアップにつなげることは難しいことです。そのクライアントの基準しかわからないので、ブラックかホワイトかもわからない。

職業経験があるとか、経営に関して勉強したことがあるとか、下地があるなら省略できますが、クライアントの良し悪しの判別に時間かかると生産性が著しく下がるのですよね。

それこそ、文字単価半額以下のタスクをこなしていた方が稼げることもあります。
プロジェクト案件は、

条件交渉⇒契約成立⇒取材⇒記事作成⇒提出⇒リテイク⇒承認

のように、工程数がかかります。
それならリテイク自体がないタスクで一発勝負した方が早い場合があるのですよ。

私はShinobiライティングで下積みを2年ほどやって独立していますが、仕事は日によって違うので、その中から仕事を取捨選択する能力と、応用力が相当磨かれました。
後は品質のコントロール力ですね。

収入アップのために必要な下地は人それぞれ違いますが、いろんな仕事をこなして、自分の向き不向きや、時間のコントロール力をチェックするのがおすすめです。

ちなみに、能力や自信がある人(実務経験などがある人)はこの工程をまるっとすっ飛ばせます。

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2.慣れてきたら品質重視にチェンジ

慣れてきたら品質重視にチェンジします。チェンジしなくてもいいのですが、チェンジしないと収入が頭打ちになるケースがあります。ただ、軽く副収入を得るのが目的であれば無理する必要はないでしょうか。

品質重視にチェンジする場合に重要になるのが採算性です。
自分が記事作成にどれくらい時間がかかるかわかっていれば、どんな記事を書くのどれくらい時間がかかるかわかるようになります。

その上で、割に合う単価を設定する必要があります。

言ってもわかり辛いと思うので、私の例を書いてしまいますね。

まず、私は1文字あたりの単価を1.25円に設定しています。
個別依頼の文章作成量が大体1時間2000文字程度だからです。

時給にすると2500円くらいですね。ある程度品質担保するとこれくらいのスピードになります。
ちなみにタスクの際はそれほど品質に気を使わなくていいので1時間4000字くらい書くことがあります。現在の相場だと文字単価0.5円くらいなので、時給2000円くらい。

で、取材が必要な案件や細かい技術的な要請があった場合は単価をあげていきます。例えば、取材に1時間かかるような内容であれば単価は2倍です。

2時間で1本5000円の記事を書いても、時給換算だと2500円ですので。

こんな感じで時間を切り売りしているわけです。

画像選定はフリー画像でよければ1枚につき文字単価+0.25円
まとめて選定がある場合は状況次第で割引。

Wordpress納品の場合は文字単価+1円

とか、こうやってコントロールしています。


・標準品質の文章+画像選定1枚+Wordpress入稿

だと、 1.25円+0.25円+1円 で文字単価2.5円になります。

え? 高い?

結局、こういった価格の基準を提示するまでスキルを磨いて、条件交渉ができるまでバランス感覚を両立している人材自体が希少なのですけど。
価格の根拠があると言う事は、職業倫理とかそういったものもプラスされると言うことですからね。コピペなどもしませんし。
正直、これでも安いと思います。

例えば、有料素材とかつけて文字単価10円以上って人もいますよ。経費がクライアント負担の場合は若干下がるとか、そういった事も条件交渉のポイントです。

SEOとかの知識ある場合はもっと上がるケースもありますし、レイアウト含めてページ単価数万円とかで引き受ける人もいます。

単価が高いと思う人は求める品質が違うか、ターゲット層自体が別ですね。
ちなみに、経験上で言えば、予算ある人ほどしっかりフィードバックくれますし、品質のチェックもしっかりしています。

これは私の例ですが、タスクこなしたりある程度依頼の数こなしてくるようになると、自分の中の稼ぎたい基準が出来てきます。
あとは基準に合わせて価格設定すれば良いので、高すぎるんじゃないかとかはあんまり気にしなくて良いです。

「稼げているからその値段なんですね?」という、実力の裏打ちになりますので。

後は採算割れしない程度に加減して、どのようにライターとしてのキャリアを積んでいくかとか、そういう話になります。

まぁ、月10万以上の収入を得ようと思ったら、普通に時間給は1000円超えないと厳しいですし、副業ならもっと高くしないと厳しいですよーと言うことで。

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3.まとめ

好き勝手書いてきましたが、実は渡しライターになるための勉強したこと無いのですよね。
自分で出来ること積み上げてたら気がついたらここにいたというだけなので。

当然取材はしていますが、ライティングスキルとかは全部実践で身につけたことですし、単価の計算法とかは労働基準法とか様々な法律&株などから学んだ経営知識からきてますし。

良くも悪くも我流なのです。

情報を下敷きに自分用にアレンジする事は非常に重要ですので、あくまで参考情報と言うことで。時間の価値は人によって大きく異なるものですしね。

まあ、どうしてもわからないこととかありましたら各種相談サービスからご相談ください。

大体2000文字位の分析+1000文字くらいのレポート+質問枠二つでサービス販売しておりますので。

今2000円+税で販売しますが、今後はちょっと値上げを考えています。
(1時間あたりの労力で計算していたら、文字単価的に赤字だったと言うオチ)

価格の見直しは重要ですね!

【ライティングのノウハウ教えます!現役ライターが教える初心者向け講座!】



ワオミー
https://wowme.jp/gigs/5210?_q=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

ランサーズストア
http://www.lancers.jp/menu/detail/56791

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